コスパの良いおススメできる紅茶 お安いやつ編

2021年12月11日

私はダージリンが好きなので、コスパの良いダージリンについては専用に記事を書きましたのでそちらをご覧ください。

主に飲料水代わりにがぶ飲みする用途で、なるべく安く、それでいて飲みやすい紅茶が一連のテーマです。

というわけで、今回はダージリン以外の紅茶について書こうと思いますが、私は基本的にストレート以外で飲むのはチャイくらいなので、必然的にストレート用の紅茶がメインになる事をご了承ください。

ちなみに胃の事を考えるなら、常飲する場合は特にミルクティかレモンティの方が良いそうですが、私の場合はつまみにチーズを食べたりしてバランスを一応とったりしています。

紅茶の飲み過ぎでちょっと胃がオカシイかな?と感じたら思い出してみてください。

それでは行きましょう。

日東紅茶 デイリークラブ

これで決まりです。お疲れさまでした。

・・・で終わらせるわけにもいかないので続けますが、超ド定番で紅茶界のユニクロのような存在であるデイリークラブです。

最近はどうだか知りませんが、昔はファミレスで300円くらいの紅茶を注文すると、悪びれる事もなくお湯とデイリークラブのティーバッグが出てきました。1袋10円にも満たない紅茶が300円で売れるのだから良い商売です。

しかしそれで特に不満を感じる人もいなかった(であろう)というのがこのデイリークラブの強さなのです。

普通は紅茶を最低限美味しく飲もうとすると、ティーバッグの場合は1杯20円ぐらいがラインになってくると思うんですね。400円で20袋くらい。実売価格で言うともう少し安くお店に並ぶだろうから15円・・・17円くらいか。

これを下回る価格の紅茶を買うと、多くの場合は後悔する事になると思います。紅茶ではなく、何らかの形容詞のついた不味いお湯って感じになります。

私もそうでしたが、無駄にケチったおかげで紅茶そのものが嫌いになるレベルのゴミ湯を飲む羽目になるんですよ。しかもそういう物に限って50Pとか100Pとか無駄に多く入っているので、余計に嫌になるんです。

そんな中で1杯10円を切る価格でありながらまごうことなき紅茶を飲ませてくれるのがこのデイリークラブなのです。

恐らく紅茶に興味の無い人のほとんどにおいて、紅茶と言えば見た目も味もこのデイリークラブの事を指していると言っても過言ではないでしょう多分、多分ね。

別に、特別美味しい!何杯も飲みたい!となるほどではないんですが、いかにも紅茶って感じの味がするので、紅茶に慣れた人でもデイリークラブならまあいいかと思える程度の実力があるのも確かですし、スーパーどころかコンビニや100均でも売られているフットワークを含めたら尚更、もうコスパで言ったらこれに勝てる物は無いでしょう。

私だって、なんも無いならデイリークラブでいいっすよと思いますし、ドリンクバーで見た事のないティーバッグが並んでいたらもうデイリークラブにしろって思うくらいです。デイリークラブなら日本を平和に導けるからです。変な服を買うくらいならユニクロで買えってのと同じです。

商品リンクを見れば、知ってる!と思う人もきっと多いでしょう。まあこれちょっと飲んでみようかなと思ったら、わざわざネットで買わなくても上で書いた通りコンビニでも100均でも売っているのでサクッと買いに行くのが良いと思います。ここから買ってくれるのは嬉しいですけど、到着まで時間かかるでしょうからね。もし気に入って大量買いする場合はamazonがお得だと思う(25袋×195円×6個)のでご参考までに。

安いお客が来た時などにもおあつらえ向きな紅茶なので、なおの事常備するのに向いているのですが。

ただ今回の記事のテーマはコスパだけでなく飲料水代わりに常飲する事も想定しておりますので、そうなると飲みやすさや癖の無さなども重視されますので、他の紅茶にも付け入る隙があるわけです。

*ちなみに注意点として、同メーカーで1ランク下の廉価版としてDAY&DAYというよく似た商品があるので間違えないようにしてください。

”三井農林”というのは親会社というか、三井農林の日東紅茶ですので、三井農林表示は問題ナシです。

トワイニング レディーグレイ

ダージリンについて書いた記事でも少し書いたんですが、このレディーグレイはおススメです。

そもそもレディーグレイ自体がトワイニング以外であまり売っていないというのもありますが、それを抜きにしてもトワイニングのレディーグレイは美味しいです。

そもそもレディーグレイとはなんぞやという話ですが、何らかの茶葉(決まりはない)に後から風味を足したものをフレーバーティーと言いまして、その中で主にベルガモットという外国のミカンで着香した物をアールグレイと呼ぶんです。そのアールグレイのベルガモット成分を多少少なめにした代わりに、レモンやオレンジを強く足したフレーバーティがレディーグレイなのです。

平たく言うと、レモンティーみたいな風味の紅茶がレディーグレイです。

あくまで風味なのでレモンの味が残ったりすることもなく、スッキリ爽やかな飲み口なのが特徴です。

アイスでもホットでも美味しく飲めるのも特徴で、この暑い夏(現在は8月)に氷でキンキンに冷やしたレモン風味の紅茶をごくごく飲むと・・・スッと身体に入っていく美味しさが想像できますでしょう。

このいわゆるフレーバーティーの類は、個人的には値段に左右されにくい紅茶だと思っています。

おそらく着香する精油自体はそんなに高くなくても最低限の風味は出るんでしょう。なので元となる茶葉の質が主な値段差となるんでしょうが、茶葉の値段差に最も現れるであろう雑味を着香でごまかせるからだと思います。

というわけで、ちょっと紅茶に興味を持ったけどよくわからないしお金もかけたくない!って人は、まずフレーバーティーを色々試すところから始めると大怪我せずにすみます。

逆に言うと高い物を買っても良さが分かりにくいので、この茶葉や着香の質もそれなりのクオリティであるトワイニングレベルのレディーグレイに完勝してると断言できる紅茶なんて、どれほどお高い物になるか想像もできません。

100gで2000円程度の物(2倍~2.5倍強くらいの値段)だと、確かに美味しいけどトワイニングでも全然いいよなって感じるレベルです。

ちなみにこのトワイニングは、大体最近の1食1000円強くらいのお食事処でよく出てくる紅茶です。

紅茶初心者の人は下のザ・ベストファイブをまず買ってみるのが良いですよ。

AHMAD TEA アールグレイ カフェインレス

個人的にはこれが大本命です。カフェインレスなので何の心配もなく常飲できるはずです。

しかも普通はカフェインレスになると味が薄くなったり落ちたりするわけですが、フレーバーティーはあまりその心配をしなくていいんですね。だって風味を後から足しますからね。

それでももちろん全体的にほんのり薄い感じになるんですが、その薄さが逆に常飲に向くんです。

着香茶は口には残らなくても、その華やかな匂いが鼻に残る事はあるわけです。特に普通はいかに着香するかに心血注ぎますから尚更華やかで美しい香りが後味として残るわけです。そのような紅茶は充実した一杯を飲むには向いていても常飲に向いているかは微妙な所です。

しかしアーマッドというメーカーは全体的にクリアで爽やかな味な傾向があり、特にこのアールグレイはスッと抜けていきます。他のメーカーのアールグレイとは飲んだ感覚が明確に違います。ベルガモットにも種類があるのか、はたまたブレンドが違うのか、それはわかりませんが。

元々私はクソマズ紅茶を買ってしまったせいで数年ほど紅茶離れをしていたんですが、コーヒーのカフェインが気になって安いカフェインレスコーヒーを飲んでみたら不味かったので、どうしようと悩んだ結果久しぶりに紅茶でも飲んでみるか・・・と手を出したのがこのアーマッドのアールグレイカフェインレスでした。

透明感のある華やかな風味が一瞬だけ花開き、そしてスッと消えていく。

その新鮮な飲み口に感動して再び紅茶の世界へ舞い戻ってきたんですね。

そういう意味でも思い入れが深く、今でもずっと愛飲しておりますし、私にとってはある意味至高の一品と言えるものなのです。

ただし一般的なアールグレイとはかなり味も印象も違いますので、合わない人には合わないのかもしれません。癖が無いので飲みづらいという事はないと思いますが、癖が無さ過ぎて物足りないかも。

これを飲んでみたけどイマイチ物足りないという人は、上で紹介したレディーグレイを是非お試しください。わりと真逆の方向性ですので合うと思います。というかこの価格帯ではあのレディーグレイがド安定だと思います。

ただやはりあくまで常飲という観点から考えると、このアーマッドのアールグレイカフェインレスがベストではないかという私の評価であります。

番外編 メイトー レモンティー

以上で今回のテーマは終わりなんですが、一応コスパの良い紅茶というタイトルですのでもう一品、番外編という形で紹介しようと思います。

これは過去に市場を制圧していたとうか、昭和のド定番商品でして、もう紅茶といえばコレ以外の物など存在しないという勢いでした。

平成に入り、上でも紹介したデイリークラブが登場して以来その座を奪われてしまいましたが、今なお根強い人気を誇っております。

それは粉をお湯や水で溶かすというスタイルゆえに、味の調整がしやすいという絶対的な利点を持っているおかげでもあります。

今回紹介したようなティーバッグの紅茶は味の調整が難しく、濃く淹れようとすると渋くなってしまう事がよくあるんですね。

でもこの紅茶は渋くなる事なんてあり得ない不変の味のまま濃さを調整できるのです。

それに、蒸らして1分待つだの3分待つだのと細かい事を気にせず、お湯を注いで混ぜれば即飲めるのも思いのほか便利です。

なんだかポジション的に、紅茶が好きな人からはオモチャ扱いで敬遠され、紅茶に興味を持ったばかりの人にも一足飛ばしな感じでスルーされがちで、いわば飲まず嫌いみたいなポジションになりやすいですが、これマジめっちゃ美味しいですよ。飲んだ事がない人は一度飲んでみて欲しい。昭和から生き残っているのは伊達ではないです。

ただし味としては甘いおやつ系で、飲料水代わりに飲むものではありません。紅茶に砂糖を入れる方や、お子様のおやつタイムなどにも向いています。私も子供の頃はメイトーレモンティーとカステラなんて事がよくありました。

コンビニで売っているパックの紅茶のような、そういう形の物を好んで飲んでいる人なら、この紅茶を飲めば本物との出会いを感じる事でしょう・・・。

そして翌日あなたはパック紅茶を飲んでる友人や同僚にこう言うのです。

「へぇ、そんなジュース飲んでるんだ?(笑)」

番外編 大塚食品 JAVA TEA

もう1つ、こちらは思いっきり常飲できるのですが、ランニングコストは大分高くなるので番外編としました。

多分、市販の・・・というか何といって良いのかわかりませんが、パックやペットで売っている飲料としては最高の紅茶がこれだと思います。

茶葉で淹れた紅茶と唯一戦えるのがこのジャワティーでございますよ。むしろ安いJAVA産の茶葉を買ってきたらジャワティレベルの物が淹れられないくらいです。

こんな美味しい紅茶が他商品に追いやられて、売っている店が少ないという現状に疑問しか感じないレベルの物です。

そりゃもう常飲できるならこれが一番でしょうと思いますよ私は。常飲される為に生まれてきた子ですからねこれは。