Logicool M720 Triathlonマウス購入

2020年9月1日

まず前置きとして私は手が大分大きいです。

右でも左でもバスケットボールをワンハンドでガシッと掴んで振り回せるスラムダンクな感じです。

マウスの持ち方は昔はかぶせ持ちだったようなような気もしますが、ここ数年小さ目マウスを使っていた事もあって掴み持ちになっております。

マウス遍歴は

付属のマウス→エレコムの安いやつ→m510→m545→m185→m720

となります。一番しっくりきたのは一番大きなm510だったのですがとっくの昔に廃番になってしまい割高で海外から仕入れるしかないので、だったら新規開拓するか~という事でお安いマウスを使っておりました。

今回はm720の記事ですが、ここで挙げたmシリーズは現在でも入手可能なマウスである為、せっかくなので先にそれぞれ簡単に触れていこうと思います。個別に記事を用意するほどでもないですからね。

m510

logicoolの安価品ワイヤレスマウスの中で恐らく一番大きくて重いマウスがこれだと思います。

しかし無駄に大きくて重いわけではなく大きいマウスが好きな人の為に作られている操作性と安定感を兼ね備えていた事から、今でも根強いファンがいるマウスです。

日本ではとっくの昔に廃番になり、その後2~3世代くらい後継機が出ているのですが、何故か後継機が出るたびに小型軽量化されていくという一体何が後継やねんとファンを苦しめるマウスであります。

当時の2000円程度のマウスとしてはかなりしっかり作られていてがたつきなども無く、普通に4~5年は使える耐久性でした。

私は当時左クリックの連打力で勝負するようなゲームをいくつかやっていましたが(当時そんなゲームが結構あった)それでも4年半ほど頑張ってくれました。

難点は手垢が付きやすい事くらいです。

m545

これは今でも量販店などで主戦力として売られている、いわば標準機というような立ち位置のかもしれないマウスです。

やや小ぶりで、しかし小さ過ぎず、比較的万人向けな持ち心地のように感じます。

電池の持ちも長く耐久性もまあまあだしそもそも3年保証が付いているしで、何も考えずにこのマウスを買っても悪い気にはならないと思いますが、このマウスが一番のおすすめ!!みたいな人も少なそうって感じのマウスです。

値段も2000円代と安めで、良くも悪くも無くまさに普通に使えるマウスなので、私だったらネカフェ経営したらこのマウスを配備するかもなと思います。

私の場合はソニータイマーかという勢いでジャスト3年でチャタリングを起こし、交換してもらえませんでした。

まあ3000円用意すればlogicoolのマウスもそれなりに選べますので、お店で触ってしっくりくるのを探す方が良いかなと思います。

逆に宗教上の理由で部屋から出られない人とか、近所に触れるお店がないって人で失敗マウスを買いたくないって人には無難にお勧めできます。

m185

何年か前にアマゾンの正月セール的なやつで1800円くらいのワイヤレスキーボードを買った時にオマケみたいな感じでついてきたのがこのマウス。

見るからに小さいし普段使い用ではないのだろうと思って予備として置いておいたのですが、m545の突然の故障により出番がやってまいりました。

しっかしこれ本当に小さいので私には使い悪すぎでした。

つまみ持ちしても指が5本納まらないので、慣れるまで手の負担がかなりきつかったです。

小さいから持ち運びに良さそうって感じの形状でもなく、丸みが結構あるので嵩張ると思います。現在持ち運びを意識した薄型マウスが豊富にある中でこれを選ぶ理由はないでしょう。

とても軽いので、指先だけでチョイチョイと操作する人にはいいかもしれません。

ワゴンなどで1000円以下で売られていて、小さくて場所も取りにくいので緊急用の予備機にはいいかもしれませんね。

文句ばかり言っていますが私の手に合わなかっただけで、小くて3ボタンのシンプルマウスで不満がないならこのマウスで十分かもねという気もします。付属のマウスとかよりは全然良いですので。

logicoolのマウスはこの価格帯でも最低限のクオリティを維持しているのが良い所です。

私はなんとか慣れてきてはいましたが、無理して使い続けることもないだろうと判断して予備機の立場に戻すことにしました。使用期間1年ほど。

m720

リンクはm720rです。何故ならm720はどうやら廃番でm720rが後継機となるようですので。

検索して色々調べるとわかりますが、m720とm720rの違いは型番と刻印だけで中身は一緒のようです。

このマウスはなかなか良いっすよ。

大きさは標準的で誰が使っても過不足ないかなという大きさで、重量はわりと感じます。しかし嫌な感じの重さではなく、安定感を感じる重量という感じで使いやすいです。

珍しく画像をアップしますが、m185と比較するとこのように1~2周り大きいです。

材質もマットな感じで手垢なども付きにくいように思います。

スクロールの下にあるボタンはスクロール方式を変更するボタンで、カチカチと1段階ずつスクロールするのと、引っ掛かりなくザーっと一気にスクロールするのを切り替えられます。

このザーっとスクロールするのがプログラムのソースや掲示板など縦に長い文章系を読むのに凄く便利なんですよ。と言ってもここで力説するまでもなく、スマホで皆さん体験済みでしょうか。勢いよくスワイプした時の感覚です。

結構爽快な感触です。スーパーの通路などでお子様がローラーの付いた靴で無駄な移動を繰り返していてとてもお邪魔な感じですけどその気持ちもわかるくらい無駄にスクロールしてしまいます。

私の以前使っていたマウスのどれか(m545かエレコムか?)もこの高速スクロールでしたが、私はこの高速スクロールが好きです。

逆にチルト(ホイールを左右に倒して操作する)を多用する人には嫌われているかもしれません。敏感に上下に反応してしまいますのでね。

しかしこのm720は好きな方に切り替えながら使えるのだから優れモノだという事です。

横から見るとこんな感じで、左2つは定番のサイドクリックボタンです。

123とか書いてある奴が媒体を切り替えるボタンで、要するに左のパソコンは1、右のパソコンは2などと登録しておくとわざわざマウスを持ち替えることなく複数のパソコンを操作できるようになっています。

しかももっと凄いのが、ファイルをコピーしたままパソコンを切り替えられるという事です。

要はUSBメモリー的な使い方ができるという事なんだろうと思いますが、残念ながら私はパソコンを複数使っておりませんので謎のままです。気になる方は公式サイトなどをご覧ください。

そして中央下辺りに小さな楕円のポッチがありますが、これはマウスジェスチャーを使えるボタンです。

ブラウザなどで右クリックしながら左に動かすと戻るになったりするアレです。

かざぐるマウスなどのフリーツールを使わなくても、ロジクールのマウス管理ソフトにジェスチャーを登録しておけば自由に使えるわけですね。

ちなみに私はジェスチャーどころかサイドクリックすら使わないオールドタイプなので詳しくはわかりません。

依存してしまうとマウスを変えた時に辛そうという理由ですが、今回は何と言ってもトライアスロンマウスなので依存してしまってもいいかなと思います。

私がこのマウスを選んだ最大の理由はそのトライアスロンマウスという名称です。

これの前世代にm705マラソンマウスというのがありました。

マラソンからわざわざトライアスロンに変えるくらいなんだから相当長持ちに自信アリなんだろうなと。マラソンはステイヤー(耐える人)ですがトライアスロンは鉄人ですからね。もうアミノ酸の欠片もなくなります。

ある程度のクオリティのマウスなら使い続ければ大体慣れて適応できるので、使いやすいマウスを探す秘訣は長持ちする事もしくは販売が継続される事かなと思うんです。

そんな考え方の人間にピッタリそうな名前のマウスでしょう。

いずれにしろ、どのボタンも位置的にも硬さ的にも押しやすく、造りの良さを感じます。

持ち方としては個人差があるかは不明ですが、完全にかぶせ持ち用だと思います。

掴み持ちしようとすると、土星でいうところの輪っかの部分の小指や薬指が当たり痛いです。

かぶせ持ちにすると手のひらを受け止めてくれる安心感があります。

細かいところまで丁寧に設計してあるように感じますし、総じて造りの良いマウスだと思います。

現状では不満もなく使いやすいので、私のm510への未練も断ち切れそうです。

ロジクールのマウスは寿命が長めで保証も良いので、ある程度の値段を出して快適性を求めるのは良い選択かなと思います。

だってパソコンをいじる時に一番触るのはマウスかキーボードですからね。

ただあまり高すぎてもどうせ確実に壊れて買い替えるものだから、という向きもあるので私的にはこのやはりm720辺りがちょうど良かったかもしれません。