PC環境 ローデスクの使用感

2020年8月31日

私はWEBサイトを運営している歴も長く、昔はMMORPGにはまっていた時期もあるので、家の中におけるPCの存在感というのはかなり大きかったりします。

というか基本的に家にいる時はほぼPcデスクの前が定位置になっていて、テレビを観たりご飯を食べたり音楽を聴いたりも大体PCデスクでしています。

そんな私のPC環境はローデスクに座椅子でして、要するに座布団とちゃぶ台のような日本人的低い位置での生活環境なのです。

多くの人はPCといえば机と椅子を組み合わせた高い環境なわけですよ。ローデスクなデスクワークってあんまり聞いた事ないですよね。

なのでそのまま自宅でも机と椅子の環境を構築しがちだと思うんですが、ローな環境にしてみたい!と思う人もいるのではないかという事で、今回はロー生活10年以上の私がロー生活のメリットやデメリットを書いていこうと思います。

冬にこたつでPCをするというのもロー生活ならではですよ。

ローデスク環境はお金がかかりにくい

PCをまともな環境でやろうと思うと、デスクも椅子も簡単に数万はかかるんです。

身体や心に負担の無い環境を作りたいなら、机と椅子で10万円近く予算を用意したいところだと思います。

というのも机と椅子の場合、その机と椅子に拘束された状態で向き合わないといけないので、道具の使い勝手がそのまま使用者の心と身体に返ってくるんです。

しかしロー生活の場合はあまり机や椅子に拘束されないので、正座をしようが立膝しようが女の子座りしようが寝転がろうが、基本自由自在なのです。

あなたの周りに存在するスペース全てがあなたの命のテリトリーだからです。

なので机は必要な物が置けるスペースがあればそれでいいし、椅子は座っていて痛くなければそれでいいんです。

ホームセンターやニトリで売っている3000円程度のゴミ座椅子でも、痛くさえなければそれほど苦でもありません。

しかしハイな環境で3000円程度のゴミ椅子に座って机と向き合う場合、時間が経てば経つほど身体にダメージが蓄積されていきます。

あなたの命をたかが3000円の分際が支えるなんて無理な話なのです。

以上の事からローな環境の方がお金はかからないと思います。

ローデスク環境は自由が利く

上の項目でも書きましたが、ローな環境は制限や拘束力が低いです。

クッションを持ってきて横にもたれかかったり、普通に寝転んでしまったり、うんこ座りだってOKなのです。

ロー生活は例え5分おきに体勢を変えたとしても、常にPCの前を維持できるのです。

実はローデスク自体は種類が少ないんですが、それもいっそこたつやダイニングテーブルやちゃぶ台を使いまわした方が勝手が良いからかもしれません。

このようにロー生活は見た目さえ気にしなければ自由に環境を構築できます。

自由が利くのはデメリットにもなる

5分おきに体勢を変えてもPC環境を維持できるというのは、集中力を発揮しないといけない場面ではマイナスになります。

すぐにだらけてしまうからです。

例えばこの記事も、1項目書き終わったら背もたれに寄りかかってだら~っとし、横にあるベッドにもたれかかってだら~っと適当な娯楽サイトをカチカチしてから、改めてまた1項目書き始めるみたいな状態で書かれています。

気分が乗っている時はそんな事もなくがーっと書き上げてしまうんですが、そうでもない時はだらだらと休み休み書いてしまって全然進みません。

これが椅子と机であれば、拘束されているのでもうやるしかない!と集中して書き上げてしまえるのではないかと思ったりします。

ロー生活はだらだらと隣り合わせなのです。

ローデスク環境は埃っぽい

部屋の中でどの部分が一番汚れるかと言うと、それはやはり床なのではと思います。

学生時代だってあんなに毎日毎日掃除をしているのに、まるで無限に湧いて出るかのように毎日床に埃が溜まっていました。

その床に近い位置で生活するのがロー生活ですので、必然的に埃っぽくなるかと思います。

しかも自分の周り全てが生活スペースになるので、だらしない人は床が物で溢れてしまいます。

つまり椅子と机のハイ生活であれば机の上だけが汚くなるだけで済むのですが、ロー生活な場合は部屋全体が汚くなりがちなのです。

アレルギーのある人は少し注意が必要かもしれません。

いやちゃんと綺麗に掃除をすればいいんですけどね。

腰に悪いかは一概には言えない

ロー生活は腰に悪いとよく言われます。

しかし考えてみてください。

日本人は昔からずっと畳にちゃぶ台のロー生活じゃないですか。

それに上の項目で書いたように自在に体勢を変えられるので、負担がかかる前に色々な方法で分散できるはずなのです。

実際私は10年以上のロー生活でも腰は全く問題ないです。

むしろバンド時代にドラムをやってた友達とか、デスクワークで残業を繰り返している人とかみたいに、椅子に座っている時間が多い人の方がヘルニアなどで苦しんでいるケースが多いように感じます。

椅子に拘束されて身動きとりにくいので、負担が一か所にかかりやすいんだと思います。

もちろん、座った時の姿勢は椅子の方がサポートがある分正しくなりやすいと思います。

でも結局姿勢って意識するかしないかの方が影響は大きいんじゃないかなと思います。

いわゆる骨盤を立てて座るというのは、ローでもハイでも問題なくできますからね。本人の意識の問題です。

魅惑のロー生活が伝わりましたか?

そんな私はこの度ハイ生活へ転向いたします。

ここまで書いた通りでロー生活は良い物なんですよ。

しかし隣の芝生は青いのです。

集中してPcと向き合って、用が済んだら席を離れて~みたいなメリハリのある環境を作ってみたいとか、部屋を小奇麗に使いたいとか、ある程度の環境さえ用意すれば椅子と机の方が楽なのでは?みたいな疑問があったり。

そんな感じで思う所もあって、次の引っ越しを機にハイ環境を構築する事にしました。

でもロー生活にあまり不満がなかった分だけ、ハイ生活が合わなかったらどうしよう、機材や環境構築の費用も馬鹿にならないのにという不安も結構大きいです。

今はマリッジブルーみたいな気分になっています。

また今後ハイ生活が落ち着いたら、ローと比べてどうかなんて記事を書いてみようと思います。