8インチか10インチか タブレットの選び方

2021年6月22日

前置き

個人的にはPCは絶対手放せないし酷使しているんですが、時代はもうPCも持たずにスマホやタブレットでまかなっちゃう事が多いくらいになりましたね。

そんな感じの長くなりそうなご挨拶文はさておいて、タブレットを買う時に一番迷うのって大きさだと思うんですよ。

iosかandroidかでも悩むかもしれませんが、これはまあ自分が何に使いたいかで大体決まりますよね。

仕事なり何なり、明確に使いたい事が決まっているならipadで、そうじゃなくPCのようなイメージで色々やってみたいならandroidでいいと思います。PCブラウザでEDGEやchromeを使うタイプの人はipadで、firefoxを使うタイプの人はandroidとかね。そういう感じの考え方でいいと思います。

でも大きさは使ってみないと自分に合ってるか解り難いです。

イメージとしては、

10インチの大画面で迫力ある動画を見たい!でも重くて使いにくいのは困る・・・。

8インチでサクサク手軽に使いたい!でも動画とか雑誌とかがショボくてがっかりしそう・・・。

みたいな感じですかね?

理想としては、大画面で迫力あるコンテンツを楽しみながら、手軽に使いたい!ですからね。だから悩んでしまうわけです。

私も数年前に散々悩みまして、結局決められずに両方買って実際に使ってみる事にしたんです。

すると、実際にはそれぞれ使い方や使うタイミングが違うという事に気付いたわけです。

今回はその経験からタブレットの大きさをどう選んだらいいかを書いてみようと思います。

10インチの使い道、使い方

10インチのタブレットは皆さんが考えるように、動画や本などのコンテンツがメインになります。

もちろん仕事で使うにも10インチの方が使いやすく、キーボードと繋いでブログを書いたりレポートを書いたりという使い方でも10インチあると十分な使い心地です。

ソファでもベッドでも机でもいいですが、主に落ち着いた環境で使う事になります。

重いといってもせいぜい500~600g程度なので、持ち運んだりできないわけではないんですよ。

ただ実際使うにあたって、あまり持ち運ぼうと思わない感じになるのです。

ノートPCもそうですよね。

買う時はフットワークの軽さも考慮して買うんですが、出かける時はともかく、別に臨機応変に部屋中を持ち歩いたりしないあの感じ。

10インチのタブレットがまさにそれです。

結局フットワークが軽いかどうかは重さで決まるのではなく、取り扱いのしやすさで決まるんだと思います。

スマホなんかもう立ち上がると同時に無意識に片手で掴んでしまうレベルですが、10インチタブレットは落とさないように気を使って両手で持ち上げるわけです。

片手で鷲掴みにして気軽に移動できるのと、両手で持ち上げてヨッコラ移動するのとでは精神的な気安さが段違いなんです。

つまり、定点定点で端末を使いたいという目的がハッキリある、例えばTVの前のソファでTVの内容を検索したり、風呂場で半身浴のお供に使ったり、寝る前にベッドで動画を見たり、というようなポイントが明確にある場合は10インチが使いやすいです。

そしてその目的故に、主に横向きにして使うのが10インチタブレットの特徴になります。縦ではほとんど使わないです。

8インチの使い道、使い方

8インチのタブレットは、明確にタブレットという別物の端末として考えるより、スマホの延長線の存在として使う事になります。

明確に何がしたいというわけではなく、大げさに言えば肌身離さず持ち歩いて臨機応変に使うというのが目的になります。

スマホで十分足りてはいるんだけど、ネットをしたり動画を観たり本を読んだりの1つ1つの行動を、どうせなら大きい画面で余裕を持ってしたいな、という場合に使う物だと考えていいです。

8インチであれば女性でも手軽に持ち歩けますし、気軽に持ち運べます。

立ち上がる時に無意識に掴むものが、スマホではなく8インチタブレットに置き換わる、という使い方です。

ですので使いたい目的がハッキリしていて、定点でアレとコレみたいに使いたい場合は物足りなく感じるようになります。

例えばお風呂や寝る前に動画を観たいだけだったり、料理中にレシピを見たり、ブログやレポートを書くだったり。

このようなポイントポイントで使うだけなら10インチタブレットの持ち運びは苦にならず、むしろ使いやすさが先に立つと思います。

8インチはあくまで今スマホでやっている事、やりたい事を大画面で快適にする為に使う物だと思っていいです。

そしてその目的故に、主に縦向きにして使うのが8インチタブレットの特徴になるんですが、気軽に横向きにして動画を観たりできるフットワークの軽さもあります。

結論としては

コンテンツの消費がメインで、使うタイミングがハッキリしている場合は10インチ。主に横向きに使う。

スマホの延長線で、大画面で使いたいだけな場合は8インチ。主に縦向きに使う。

という考え方で良いと思います。

あと1つ、動画や本などのコンテンツは基本的に10インチの方が文句なく使いやすいですが、動画を観る場合だけは8インチが優位な部分もあります。

それは視点移動です。

10インチは両手で持って観るくらいの距離感だと画面が大きく、視点に収まらないんですね。

ニコニコなんかを観るとわかりやすいんですが、コメントと動画内容を両方見るために目が激しく動き回ります。

私はRTA動画をよく観るんですが、コメントと字幕と右枠とゲーム画面とで結構大変ですというか、全部を見るのは不可能に近いです。

その点8インチだと両手持ちの距離感で使っても、画面が視界内にすっぽり収まるので、視点が忙しくならずに全体を把握できます。

動画をメインで見る人は、自分が普段どういう動画を観るか、何を重視して動画を観るかも考慮してみるといいでしょう。

ついでなので、広告も兼ねてオススメのタブレットもそれぞれ紹介しておきます。

おすすめのタブレット 8インチ

まずは当り前田のipad miniです。これ別におすすめする必要ないですって感じですかね。

8インチの使い方的にはandroid端末よりipadの方が向いているようには思います。特に手持ちのスマホがiphoneの場合。

難点としてはお値段がお高い事と、サイズが4:3なので幅が広くて微妙に持ちづらいかもしれない事。androidは16:10なので細長くて片手で持ちやすいんですね。

それさえクリアできるなら、8インチはipadの方がいいかなあと個人的には思います。臨機応変に色々使う性質上、スペックが高い方が使いやすいですからね。

これは現在私が使用中のタブレット(使っているのはRAM4GB/ROM4GBの方ですが)です。

現在androidの8インチタブレットで問題なくGoogle Playが使えて、更にスペックもと考えると、選択肢はほぼこれしかないと言っても過言ではありません。

ご存じの通りのHUAWEIに対する厳しい風当たりのせいで、これ以降のモデルはGoogle Playに正式対応していません。これがまともに使える最後のモデルです。

性能としては今話題のoppo reno Aとか、iphone7だとかと似たようなレベルです。

最新型のipad無印(第7世代)もiphone7と同等スペックなので、このMediaPad M5 liteが十分な性能だという事は伝わるかと思います。

それが2万円程度で買えるので十分コスパに優れていると言えるでしょう。

ipadがRetina液晶でくっきり鮮やか画質なのに対して、こちらはどちらかというと素の表現に近い鮮やかさで、綺麗な液晶です。

音についてもharman/kardonという音響メーカーがコラボして調整していて、まあまあの音を鳴らします。大体4000円程度のスピーカーくらいの音かという印象ですね。値段が値段なので抜群に良いとは思いませんが、映画や動画などで鳴る音としては十分以上の音かと思います。

おすすめのタブレット 10インチ

当たり前田のipadですが、個人的にはわざわざ買うならproの方をお勧めします。

というのも10インチタブレットは使い方がハッキリしているので、仕事だとかゲームだとかのようにキッチリ使う事も考慮するとスペックの高い方を買わないと意味がないと思うんですね。

逆にただ動画や本が見られればいいだけって人は、安価なandroidを買った方がいいです。

動画や本だけならそれこそ5年くらい前のタブレットでもスペック的には足りちゃってる世界ですので、わざわざipad無印にする理由が無いのです。

現に私の手元にある2016年発売のQUA TAB 02というお安めタブレット(iphone6とかよりも下)でもyoutubeを1080pの60fで問題なく観れちゃいます。

もちろん宗教上の理由でipadじゃなきゃヤダって人もいるでしょうが、そういう人は今この記事を読んでいないと思うので・・・。

何故androidの方が良いかと言うと、10インチタブレットは散々言っているように、本や動画を観るのが主な使い方になるわけですよ。

そうすると自炊した動画や本、もしくはキャッシュとして端末内に保存して使う方が便利な事が多いです。ネットに繋がなくても見れますからね。

その時、ipadだと容量の追加ができないし、買う段階ではどの容量が自分に最適かもわかり辛いじゃないですか。最初から一番大きいの買えば良いと言っても、お値段が跳ね上がりますし。

その点androidならmicroSDで容量を追加できますから気楽なんですよね。値段的にもipadより大分安くあがります。

動画や本程度ならUIもあまり関係ない、というかむしろandroidの方が使いやすいくらいなので、結局まともに使いたいならipad proで、そうじゃないならandroidでいいかなと思うんです。

そんなわけでandroidの10インチですと、

現状ではこれがいいかなと思います。

これは変な言い方をすればHUAWEI製のipadみたいなポジションで、無印とproがあります。

どちらもちょうどそれぞれipadのそれと同等くらいの性能ですが、お値段は2/3以下くらいで買えます。

唯一の問題点となるのはすでにGoogle Playが使えなくなっている事です。

ただ、個人的には大した問題ではないと思っています。

何故かというと、amazonのアプリストアは普通に使え、そのamazonアプリストアが充実著しいからです。

そりゃそうですよね。だって、今一番売れているであろう安価タブレットはamazon fire HDシリーズなわけで、そのfire HDシリーズも表向きはGoogle Pley未対応として発売されているんですから。

amazonがタブレット市場で成功したいなら(すでに成功していると思うけど)、自前のアプリストアを充実させるしかないわけで、そして充実させる資金力はあるわけで。

実際に見に行くとわかりますが、ゲーム以外はすでに大体揃っていますよ。そしてこれからも充実一途でしょう。

ですので個人的には難点と言えるのは、今までGoogle Playで購入したアプリが買い直しになる事くらいだと思います。

その難点も、動画視聴や本を読むのがメインという使用用途を考えれば、大体は無料アプリが使えますし、買い直すとしても300円程度なのであまり問題ではないと思います。

ゲームに関しても、端末でのプレイ人口が多いのはソーシャルゲームでしょうし、そのソーシャルゲームはアプリ単位での購入ではなくアカウント単位での課金ですので、ゲームさえインストールできれば課金状態は問題なく引き継げます。

そう考えるとそれほど難点にならないという人も多いのではないでしょうか。

androidは使い方の制限が緩いので、自分で色んな事が出来るのも利点です。

もう特にビジョンもない人なら下手にノートPCを買うくらいなら、このmatepadのproを買った方が満足できるのでは、とすら思います。

あ、本当の本当に動画と本が観れれば良い、他は考えていないというのであれば、

以上のどちらかか、それこそ中古のタブレットを探すとかでもいいと思います。

用途と値段を考えればFire HDの方で十分ですが、google playが必要な人向けにmediapadを紹介しておいた感じです。

ただ中古のタブレットでも結局1万円ちかくはしますので、だったらamazonのセールで1万円代前半程度まで値下がりするfire hd 10でいいんじゃないかなと思います。

私はあまりタブレットのゲームをやらないので詳しくないですが、ゲームも3Dの派手な奴じゃなければ動くと思いますよ。2Dゲームなら2016年のQUA TABでも出来るんですから。

Fireの方はメモリが2GBなのでアプリを同時に色々立ち上げたりするのが厳しいですけど、別に1つ1つやる分には問題ないです。同じ2GBの2016年QUA TABでも未だにまあ使えてるくらいですからね。

基本的には記事の前半で紹介した感じをメインにして、本当に多くは望まないという場合はFire HDでいいのでは、というのがここでの結論です。

ちなみにタブレットをノートパソコンっぽく使いたい場合はBluetooth接続のキーボードが必要なんですが、当サイトでもロジクール製Bluetoothキーボードの紹介記事を書いております。

下にリンクを貼っておくので良ければご覧ください。