キャッシュレス生活のススメ(QR決済編)

2022年8月6日

世の中のキャッシュレス化は進んでいます。

という事で前回、クレジットカードに抵抗がある人がキャッシュレス生活の練習をリスクなしでする方法を書きました。

今回はその一歩先に進んで、最近世の中で主流になりつつあるQR決済について書いていこうと思います。

QR決済というのはスマホに専用アプリをインストールして、レジでの支払いの時にQRコードを表示して店員さんに読みとってもらう支払方法です。お店に設置してあるQRコードを利用者側が読み取って、金額を入力して支払うタイプもあります。

クレジットカードと同じで支払い時の手数料はお店側が払うので、お客である我々はお金を多く取られたり、使用料が必要になったりもしません。

コンビニやスーパーなど、そこに行って買い物をして帰ってくるだけのお出かけの場合、このQR決済を導入しておけばスマホ1つ持つだけで出かけられるようになります。

QR決済は電子マネーと並んで最もお手軽なキャッシュレス決済でして、この記事を読んで10分以内に導入完了即買い物も夢ではありません。

それぐらいお手軽なんですが、単純に導入するだけならリスクもとても低いです。

基本的には銀行からチャージして、チャージした分だけ使える方式なので使い過ぎの予防になるし、盗難紛失もスマホさえ気をつけておけばいいですから。

利便性を求めるなら、クレジットカードと連携させてオートチャージで使う事も出来ます。

その辺はわりと柔軟で、利用者の使いやすいやり方を選択する余地があります。

スマホは今どき所持している人は多く、出かける時もほぼ間違いなく所持していたいアイテムです。スマホを1つ所持しているだけで荷物を大幅に減らせる可能性がありますからね。

その減らす荷物に財布を加えられる所がQR決済の強みなのです。

手数料だの維持費だの購入代だの、導入してもそれらのお金がかかる事はありませんので、とりあえずまずは何かインストールしてみるのをおススメします。

どのアプリを選んだらよいのやら?

QR決済はお手軽なせいか、アプリも乱立しています。

今までお店独自のポイントカードだったものが今はQR決済に置き換わった・・・とまではいってませんが、それなりに大手のチェーンなんかだとクーポンの配布なども兼ねていて、どうせなら使わないと損な存在になってきています。

ですので基本的には自分のよく行くお店の独自QR決済があればそれでいいんですが、たくさん使うと管理が大変なのも事実ですのでここでおススメを紹介していきます。

Paypay

QR決済アプリが乱立しているのは事実なんですが、天下統一に現状では一番近い位置にいるのがこのPaypayです。

本来は買い物における手数料として3%程度の代金をお店がQR決済側に支払うのですが、Paypayは”とりあえず一定期間手数料ナシにするので試しに使ってくれ戦法”で普及させました。

山奥の無人商店などにもPaypay使えますの表示があったのはこのおかげです。

今では手数料が発生するようになったのですが、それでも他社の半分程度の手数料となっており、しかもキャッシュレスの利便性を知ってしまったので、そのまま使い続けるというお店も多いです。

またスマホを使っている人なら高確率で利用しているLINEというアプリがありますが、LINEはLINEでそれなりに立場を築いていて独自のQR決済として十分に戦っていける力があるんですが、経営統合によりPaypayグループに入ってきました。

今後統合されるかどうかはわかりませんが、少なくとも現状でPaypayが使えるお店ではLINEPayも使えるし、LINEPayが使えるお店ではPaypayも使えるという状態になっています。

そんなわけで、今後もQR決済を導入するとなればとりあえずPaypayという状態は続いていくと思います。

我々利用者側から見た最大の利点もそこになります。paypayなら大体使えるという安心感が便利なのです。

あとは毎週月曜日に主に5%ポイントバック系のクーポンが配布されたり、paypay祭などのビッグなイベントも定期的にやるのでお得感もあります。

もう1つ、良い所にも悪い所にもなるのですが、いわゆる経済圏的なものの恩恵があまりありません。

経済圏というのは同じグループの関連サービスを連携させていく事でボーナスを積み重ねて得をしていくというようなシステムです。

ソフトバンクのスマホを使ってPaypay銀行を使ってPaypayカードからPaypayにチャージで1200万パワーだーっ!!とはならないのです。

他の会社だとこんな感じで重ねていくと1.5%だの2%だのになったりするんですが、Paypayあまり・・・一応あるんですが条件が厳しく、ないものと思った方がいいです。

しかし逆に言うと、あまり難しく考えずに適当にさっと使える気軽さがあるとも言えます。変な縛りがないので、割り切ってもうどこでも適当にPaypayでいいやっとできるわけです。

以上の事から、とりあえずQR決済を導入してみるならPaypayが第一候補になります。

楽天Pay

この手の話題で楽天を外すことはできません。

楽天はクレジットカードも強いし、銀行付属のデビットカードも強い、おまけにEDYも普及させているという背景があるせいか、当初はあんまりQR決済に熱心ではないような印象がありました。

私はマイナポイントを楽天Payで受け取ったのですが、ネットや楽天市場でも使えない事の方が多く、少し後悔したりしたくらいです。

しかしここ最近、QR決済は普及すると判断したのか力を入れ始め、使えるシチュエーションも還元も多くなりました。

大手携帯会社でありそれに伴う固定客を抱えているau payと共通のコードで支払えるようになったという事も含めて、Paypayには及ばないものの一般的な大体の場所で使えるようになりました。

そうなってくると楽天は元々ポイントバックが大きいグループですので、楽天payを使うと1%、チャージが楽天カードなら1.5%、そして元々楽天ポイントを配ってるお店で使えばさらに1%上乗せして2.5%バックの1200万パワーだーっ!!となり、お得さで有力候補にあがってくるわけです。

世の中色々なポイントがありますが、おそらく楽天ポイントが一番貯めやすく使いやすいだろうと思うので、少しでも節約や還元などを求めるのであればもう楽天にしてしまっていいと思います。

ただし注意点として、楽天payを使うのであれば最低でも楽天銀行も契約して、楽天会員登録をして、ハッピープログラムに参加するようにしましょう。

楽天のこの辺のシステムについてはまた別の記事で書きますが、最低でもそれぐらいしないと楽天である恩恵を受ける事はできないと思っていいです。

使えば使うほどお得になるのが楽天ですので、逆に言うと使わないならお得ではないという事にもなるのです。

この文章をタップやクリックで楽天のサイトへ飛べます

銀行とカードも、作って置いておくだけでもSPUが上昇し、楽天市場の買い物で返ってくるポイントは増えます。これは全く使わなくてただ契約しただけでもです。

作成も維持も無料なので、楽天に足を踏み入れるならとりあえず作っておいていいと思います。

ただまあどうせ契約するのであれば、楽天Payへのチャージは楽天カードからした方がいいですけどね。1%ポイント還元&銀行引き落としの時にもポイント還元があるので。

でもこの一連の記事はキャッシュレスに慣れてない人、クレジットカードに抵抗がある人向けに書いているので、無理にはお勧めしませんけどね。普通に銀行から直でPAYにチャージでもポイント還元が減る以外には全く問題ないので大丈夫ですから。

でも作って全く使わず置いておくだけでもメリットがあるという事は伝えておきます。作成時にまとまったポイントももらえますしね。

基本的にはまず上記のどちらかだけど

とりあえずQR決済を導入したいというスタート地点だと考えた場合、うえで紹介したPaypayか楽天Payでいいと思うんですけども、宗教上の理由であったりヘソが曲がっていたりして別のものを使いたいという人もいるかもしれません。

特定のスマホを使っている人は、そのスマホ会社の決済を利用していると思うので、それ以外でこれはなかなかイケるのでは?というのを一応紹介しておきます。

基本的にはPaypayか楽天payからスタートすれば良いですので。

LINE Pay

実はこれを書いている前日に情報漏洩がニュースになったので、このタイミングで紹介するのもどうかと思うんですけども。

ただこれね、利便性がいいと思うんですよ。

まず媒体がLINEという、かなり使用人口が多いアプリですので、余計なものをごちゃごちゃせずにそのまま使えるというのがあります。

そして多くの人が使っているコミュニケーションツールという事もあって、お金の割り勘だの送金だのという、身近な人とお金をやり取りする機能が使いやすいです。

そして元々LINE Payの売りはクーポンでした(マイナポイントの時もクーポンだったくらい)ので、それも豊富だし。

今はポイ活なんかもできるようになっているし、ニュースとかも見れますし。

こういう多機能な要素がLINEアプリ1つでまとまっているのがとても便利だと思うんです。

おまけにPaypayと提携したので使えるお店が圧倒的に多いし、将来性も高いでしょ。

そしてそのLINE内でサッと契約できるLINEクレカというやつが、なんと還元率驚異の2%!(22年4月末まで)

ですので利便性もお得さも完全に兼ね備えているのがLINE Payなんですよ。 *LINEクレカの還元は1%になりました。

その代わり情報漏洩のリスクがあるというだけで。その辺はトレードオフなんです。

でもまあ今時個人情報なんて大半の企業が抜いてます。抜かれまくってます。そして外国の企業に限らず、日本の企業でもあちこちでちょいちょい漏洩しています。

それで生きてて不都合がありますか?あんまりないですよね。一般人の個人情報なんてその程度なんです。

そう考えればその辺はあきらめて利便性を取るというのも十分アリではと思います。

ちなみに私は割り切って使います。

どうせLINE使ってる時点で情報漏洩覚悟だし、専用の銀行口座で運用すればリスクも低いだろうし、という事で。

LINE payはLINEを導入している前提で話しているので、各自のLINEのウォレットのタブから使ってくださいね。

LINEクレカの還元率が下がった為、お得度はあんまりになりました。

LINEでまとめて管理ができるという利便性と、paypayと共通の店で使えるというシェアの大きさが最大の売りという感じになりました。

au PAY

モバイルだのなんだのと情勢が色々と変わり、au経済圏とau PAYが急浮上してきました。

少なくともau系のモバイルを利用している人は、最優先でau PAYを採用するべきでしょう。

私はまだなので、また採用したら追記します。